伝統芸術を教会以外の場所にも
柔らかなステンドグラスの光を浴びる時に、人は大切な何か触れた安堵感と共に内省の思いが与えられるものですが、ステンドグラスはキリスト教会の歴史と共に成長して来た芸術作品です。
元々文字を読むことができなかった人々が多かった時代に聖書を伝えるため、教会はステンドグラスの絵柄を通してキリストの生誕から始まり、福音の何たるかを分かり易く伝えて来ました。
教会や聖堂といった重要な建築物にガラスが使用され始めたのは8世紀頃であったと言われていますが、労力と技術を要し大変貴重なものでした。電灯が無かった時代にあって作られたステンドグラスは、暗い堂内を照らすと共に、数百年経った今もその輝きを失うことはありません。
ステンドグラスの製作と修復には卓越した技能を求められますが、主として2種類の技法があります。製作者の加藤真理氏は若き日にニューヨークで学び、絵柄に合わせて色ガラスを組み合わせるアメリカ技法と、絵付けをする古典的なヨーロッパ技法の双方の技法を習得した日本でも数少ない製作者の一人です。無論双方を組み合わせた作品も手掛けています。
ステンドグラスには癒しがあるという信念の下、製作の苦労を製品に残さないことを心掛け、デザインから企画、設計、製作、取り付けまで一貫して行っています。そして芸術的な感性を活かし、妥協することなく美を追求し続ける向上心旺盛なマイスターです。
オーダーメイドでお作りします。
ステンドグラスはオーダーメイドでお作りします。修理・修復も承りますので、まずはお問い合わせください。お見積もりをご用意させていただきます。
実績
聖マリアンナ医科大学病院付属聖堂、伊豆高原教会、聖パウロ女子修道院小会堂、セントマリアクリニック、埼玉県川里町立ひまわり保育園、会社社屋、個人邸宅…他
川崎市が認定するものづくりの達人「かわさきマイスター」
加藤 眞理(かとう まこと)さん
ステンドグラスの製作と修復に卓越した技能を保持しており、アメリカ技法とヨーロッパ技法の双方の技法を習得した日本でも数少ない製作者。国内最大級240平方メートルの製品、住宅に設置の小型製品、江戸時代に天草地方にて製造された製品修復など、数多くの製品を手掛けた。ステンドグラスは癒しであるので、製作の苦労を製品に残さないことを心掛け、デザインから企画、設計、製作、取付まで一貫して行う。芸術的な感性を活かし、こだわりを持った美しさを表現する向上心旺盛なマイスターである。